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Windows11にアップグレードする場合の注意点

更新日:2022年10月20日


written by KJ

コロナ禍のリモートワーク需要に合わせてここ数年で

リモートワークに対応した新しいPCを購入された方も多いかと思います。

2020年以降はWindows10というOSが標準になっていましたが

そして現在はWindows11という新しいOSが搭載されたPCが販売されています。

えっ新しい方がいいじゃん!って思う方もいると思います。

もちろんWindows10でPCを購入した人でもWindows11にアップグレードできます。

ですがアップグレードすることでのデメリットもあります。


長くWindowsのパソコンを使っている方なら記憶に新しい方もいらっしゃるかもしれませんが

Windows7の時にも、「Windows10にアップグレード」してトラブルが頻発しました。

「画面が映らない」「使っていたソフトが使えない」「動作が重くなった」など色々です。


今、Windows10を使用していてWindows11にアップグレードしたいという人は

以下のポイントに注意が必要です。特に業務で使用しているPCはアップグレードして

しまうことで業務で使用していたソフトが使用できなくなったり、接続している機器が動かなく

なったり支障をきたすこともあるので慎重に行う必要があります。


①性能の低いパソコンではアップデートできない


システム要件を満たさなければ、Windows 11にアップグレードできません。Windows 11 をパソコンにインストールするための最小システム要件は、以下の通りです。

  • プロセッサ:1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサ、もしくはSoC

  • メモリ:4GB

  • ストレージ:64GB以上

  • グラフィックスカード:DirectX12以上 (WDDM2.0ドライバー)

  • ディスプレイ:対角サイズ9インチ以上、8ビットカラーの高解像度 (720p)

発売されて5年以内のPCであればほとんどは上記の要件は満たすものが多いかと思います

※一部非対応の機種もあります。


②HOMEエディションではネットへの接続が必須


Windows 11のHomeエディションをセットアップする際、Windows 10とは異なり、ネットに接続しなければパソコンを使えるようになりません。仕事向けのProエディションの場合は、ネット接続なしでも設定できますが、HOMEエディションではネットへの接続が必須です。

また、Homeエディションをセットアップする際、Microsoftアカウントでサインインすることも求められるため、アカウントを持っていない場合、作成する必要があります。

(Homeエディションではローカルアカウントは使用できないので移行が必要です。)

ネット接続とMicrosoftアカウント作成が必須だと認識しておきましょう。


③アプリケーションが動かなくなる可能性がある


アプリケーションや社内システムが対応しているか確認することも、Windows 11に関する注意点です。各アプリケーションが正式にWindows 11に対応しないと正常に動かない可能性があります。

仕事で使っているパソコンでは、社内ステムが使えなくなり業務に支障が出ることもあるため、注意しましょう。プリンターのドライバーも非対応のものもあるので注意が必要です。

使用しているプリンターの対応状況をメーカーサイトで確認する必要があります。


④ロールバックは10日間まで


Windows 10に戻すロールバックは、「Windows 11をインストールしてから10日以内」となっていることも注意点です。Windows 10からのアップグレードでは、インストールから10日を超えると、Windows 10に戻せません。

Windows 10へのロールバックは、以下の手順で行えます。

  • 「設定」を選ぶ

  • 「システム」の「回復」を選ぶ

  • 「回復オプション」の中にある「復元」を選ぶ

  • ロールバックする理由を答えて「次へ」を選ぶ

  • アップデートのチェックについて聞かれたら「行わない」を選ぶ

  • 注意事項を読み「次へ」を選ぶ

  • 「Windows 10に復元する」を選ぶ

またロールバックした際、バージョンアップ後にインストールしたアプリなどのデータが保持されないことも注意しましょう。


⑤複数の機能が削除されている


Windows 11にアップグレードすることで、一部の機能が削除されます。削除される主な機能は、以下の通りです。

  • 数式入力パネル

  • ロック画面の簡易ステータス

  • タイムライン

  • ウォレット

  • Internet Explorer 11 デスクトップアプリケーション

  • 「スタート」の名前付きグループとアプリのフォルダー など

アップグレードする前に、よく利用していた機能がないか確認しておきましょう。


⑥新規の不具合が起きる可能性がある


まだ報告されていない不具合が生じることも、Windows 11に関する注意点です。Windows 11は、2021年10月5日に正式リリースされたばかりであり、さまざまな不具合が発生しています。

随時更新で修正されているものの、予期せぬ不具合が起き、パソコンの動作が安定しない可能性があるでしょう。

実際、私がサポートしたお客様でもWindows11にアップグレード後に「ディスクの使用率が常に100%」状態で動作が重くなる現象がありました。「Excel」もまともに開けなくなるなど

業務に支障が出ていました。

特定のサービスを強制的に止めることで正常動作に戻すことができましたが、WindowsUpdateによってまた現象がでるかもしれません。


⑦将来アップグレードが有償化される可能性がある


Windows 11へのアップグレードが将来的に有償になる可能性があることも注意点です。現状、Windows 10からWindows 11へのアップグレードは無料になっています。

しかし、Windows 10の時は、販売開始から1年間の無償アップグレードだったため、Windows 11もいつか有償になる可能性はあるでしょう。

Windows10のサポート終了は2025年の10月14日です。

もしアップグレードを検討するのであれば早めに行うか、Windows11が搭載された新しいPCに

買い替えるかになるかと思います。


どちらにしても会社で使用しているPCであれば

業務に支障がでないように移行していくのがベストだと思います。

もし社内に担当がいない、相談できるひとがいない場合はぜひ弊社にご相談ください!

PCだけでなく社内のネットワーク環境や回線の状況も診断させていただきます。

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