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あなたは何点取れる?「埼玉県警のサイバーテスト」が大人にもおすすめな理由

8 分前
読了時間: 7分

「怪しいメールは開かない」 「パスワードは使い回さない」 「知らない人から届いたURLはクリックしない」 インターネットを使っている人なら、一度は聞いたことがある話ではないでしょうか。

では実際に、

「これは安全?危険?」

と問題を出されたら、あなたは正しく答えられるでしょうか?

今回ご紹介したいのが、埼玉県警察が公開している、その名も

「サイバーテスト」

です。

もともとは小学生・中学生・高校生などの若者が、サイバーセキュリティについてどれくらい理解しているか確認するために作られたものです。学校で使われる「カラーテスト」を参考に、SNSや闇バイトなど身近なテーマを問題にしています。

ところが、これがなかなか侮れません。

大人がやってみても、意外と難しいのです。

子ども向けと思ったら大間違い。全部で8つのテーマ

埼玉県警のサイバーテストは、2026年9月現在、日本語版として次の8テーマが公開されています。

  1. ネットリテラシー

  2. 闇バイト

  3. サイバー犯罪

  4. 金融犯罪

  5. ランサムウェア

  6. オンラインゲーム

  7. クレジットカード犯罪

  8. 偽ショッピングサイト

問題だけでなく、解答もPDFで無料公開されています。

「子ども向けなら簡単でしょう」

と思うかもしれません。

ところがテーマを見ただけでも、

「ランサムウェアって、感染したら最初に何をすればいい?」

「ネットショップが本物か偽物か、どこを見る?」

「クレジットカード情報を盗まれないためには?」

「SNSで知り合った相手を、どこまで信用していい?」

など、大人にも関係することばかりです。

むしろ仕事で毎日パソコンやスマートフォンを使う社会人だからこそ、一度やってみる価値があります。

👉 埼玉県警「サイバーテストの作成と活用」実際にサイバーテストをやってみる

会社員なら特に「ランサムウェア」をやってみてほしい

ハンジャとして特におすすめしたいのが、

「ランサムウェア」のテストです。

ランサムウェアとは、会社のパソコンやサーバーなどに侵入し、データを暗号化して使用できなくしたうえで、復旧などと引き換えに金銭を要求するマルウェアです。

「うちは小さな会社だから狙われないでしょう」

と思ってしまいがちですが、これは危険な考え方です。

攻撃者からすると、必ずしも特定企業を狙う必要はありません。

VPN機器、リモートアクセス、メール、Webサイトなど、インターネット上に存在する侵入口を探し、

「侵入できそうなところに侵入する」

という攻撃もあります。

つまり、

「狙われるほど大きな会社ではない」

ではなく、

「インターネットにつながっている以上、攻撃対象になる可能性がある」

と考えたほうが安全なのです。


もし会社のPCがランサムウェアに感染したら?

ここで一つ、記事を読んでいる皆さんにも問題です。

【問題】

仕事中、突然パソコンに見慣れない画面が表示され、

「あなたのファイルは暗号化されました」

と表示されました。

さて、最初にどうしますか?

A. パソコンをそのまま使い続けて状況を調べる

B. とりあえず再起動してみる

C. ネットワークから切り離す

D. 身代金の支払い方法を確認する

……。

皆さんはどれを選びましたか?

基本となる初動は、

C. ネットワークから切り離す

です。

NTT西日本のBiz Clipの記事でも、埼玉県警のランサムウェアテストにある初動対応の問題が紹介されています。

基本的な流れは、

ネットワークから遮断 ↓システム担当者へ連絡 ↓責任者を招集し、BCPなどに基づいて対応

というものです。

LANケーブルで接続しているPCならLANケーブルを抜く、Wi-Fiなら接続を切る。

感染したPCをネットワークにつないだままにすると、他のPCやサーバー、NASなどに被害が広がる可能性があるからです。

もちろん会社ごとに決められた緊急時の手順がある場合は、それに従ってください。

重要なのは、

「感染してから対応方法を調べる」のでは遅い

ということです。

セキュリティ対策は「機械」だけでは完成しません

企業のセキュリティ対策というと、

「ウイルス対策ソフトを入れている」

「UTMを設置している」

「ファイアウォールを入れている」

「バックアップを取っている」

といった話になりがちです。

もちろん、これらは非常に重要です。

しかし、どれだけ設備を整えても、

最後にメールを開くのは「人」です。

「取引先から請求書が届きました」

「宅配便をお届けしました」

「アカウントが停止されます」

「至急確認してください」

そんなメールやSMSが届いたとき、リンクを押すかどうかを判断するのは人間です。

最近は本物そっくりの画面や文章も珍しくありません。

そのため、

「怪しいものを見抜く力」

そのものが、会社のセキュリティ対策になってきています。


「知っている」と「判断できる」は違う

ここがサイバーテストの面白いところです。

例えば、

「怪しいメールのURLをクリックしてはいけません」

と言われれば、ほとんどの人が

「そんなの知ってるよ」

と思うでしょう。

ところが実際には、

【重要】お客様のアカウントに異常なログインが確認されました。セキュリティ保護のため、24時間以内に本人確認を行ってください。

などと届くと、

「えっ?」

となります。

さらに送信者名に普段利用している銀行や通販サイト、クレジットカード会社などの名前が表示されていれば、

反射的にクリックしてしまう可能性があります。

知識として知っていることと、

実際の場面で正しく判断できることは別なのです。

だからこそ「読むだけ」のセキュリティ教育より、

問題を解いて自分で判断してみる

という方法には意味があります。


家族でやってみるのもおすすめ

埼玉県警自身も、このサイバーテストを家庭でサイバーセキュリティについて考えたり、話し合ったりするきっかけとして活用することを勧めています。

これはとても良い使い方だと思います。

子どもには、

SNS・オンラインゲーム・闇バイト

大人には、

フィッシング・クレジットカード犯罪・偽ショッピングサイト

会社員には、

サイバー犯罪・ランサムウェア

そして高齢の家族には、

金融犯罪やネット詐欺

と、世代によって注意すべきポイントも少しずつ違います。

家族みんなでやって、

「お父さん70点!」「子どものほうが90点!」

なんて結果になるかもしれません。

でも、それでいいのです。

このテストの目的は100点を取ることではありません。

間違えた問題から「知らなかった!」を一つでも減らすこと。

それこそが重要なのではないでしょうか。


会社でも「抜き打ちサイバーテスト」をやってみては?

そして、ハンジャから企業の皆さんにおすすめしたいのが、

社内みんなで一度やってみること。

例えば朝礼や社内ミーティングで、

「今日は10分だけ、みんなでサイバーテストをやってみましょう」

でもいいと思います。

点数を競う必要はありません。

むしろ、

「この問題、間違えた!」

「自分もこれ知らなかった」

「うちの会社だったら感染したとき誰に連絡するんだっけ?」

そんな会話が生まれることのほうが重要です。

そして最後の質問はぜひ、

「もし今日、会社のPCがランサムウェアに感染したら、私たちはどうする?」

にしてみてください。

この質問に社員全員がすぐ答えられる会社は、意外と少ないのではないでしょうか。


あなたは何点取れるでしょう?

インターネットは今や、仕事にも生活にも欠かせないものになりました。

一方で、

フィッシング詐欺、偽サイト、アカウント乗っ取り、クレジットカード犯罪、ランサムウェア、SNSを使った犯罪など、その手口も次々と変化しています。

セキュリティというと、

「難しそう」「専門家に任せればいい」

と思われがちです。

でも本当に大切なのは、もっと身近なところにあります。

「このメール、ちょっとおかしくない?」

「このURL、本当に押して大丈夫?」

「このサイト、本物?」

そんな小さな疑問を持つことが、被害を防ぐ最初の防御になります。

埼玉県警のサイバーテストなら無料ですし、問題と解答をダウンロードしてすぐ挑戦できます。

ぜひ一度、ご自身で。

そしてできれば、

会社の同僚やご家族とも一緒に挑戦してみてください。

果たしてあなたは――

100点を取れるでしょうか?





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