まだ使えるPCをあきらめない。Windows 10サポート終了後のスマートな延命術
- info814005
- 2025年12月18日
- 読了時間: 4分
今年2025年10月14日をもって、ついに「Windows 10」のサポートが終了しました。この日以降、マイクロソフトからはセキュリティ更新プログラムや不具合修正、テクニカルサポートが提供されなくなっています。
見た目も動きもこれまで通り使えてしまうので、つい「そのままでいいか」と思いがちですが、裏側では少しずつリスクが積み上がっていきます。特に注意したいポイントは次の3つです。
•新しいウイルスやマルウェアへの備えができない
•不具合やトラブルが起きても、更新プログラムで直らない
•メーカーからの正式なサポートが受けられない
表面上は「今まで通り動く」ように見えても、水面下では“守ってくれる人がいない状態”になっている、というイメージです。業務用で使っているPCであればなおさら、サポート切れの状態で使い続けるのはおすすめできません。
選択肢は「買い替え」だけじゃない
一般的な対策としては、
がよく挙げられます。ただ、「PC自体はまだ動くのに、サポートのためだけに買い替えるのはもったいない…」という声もよく聞きます。
そこで、もうひとつの選択肢として注目されているのが、Linux系OSの一つである**「Zorin OS(ゾーリン OS)」**です。
Zorin OSってなに?
Zorin OSは、Ubuntuという有名なLinuxをベースにしたOSで、**「WindowsやmacOSからの移行をスムーズにする」**ことを目的に作られています。
特徴をざっくり挙げると、
•Windowsに近い画面構成と操作性で、初めてでも迷いにくい
•動作が軽く、古めのPCでも比較的サクサク動く
•Linuxベースなので、セキュリティ面でも有利な場面が多い
といった点があります。「Linuxは難しそう」「専門家向けのOSでしょ?」というイメージを持たれがちですが、Zorin OSに関しては、かなり“普通に”使えるレベルまで敷居が下がっています。

仕事は「ブラウザ」で完結する時代に
ここ数年で、業務アプリの多くがクラウド化しました。たとえば…
•メール:WebメールやMicrosoft 365、Google Workspace
•表計算・文書作成:Googleスプレッドシート/ドキュメント、OfficeのWeb版
•デザイン:Canva、Adobe Express などのWebサービス
といった具合に、ブラウザさえ動けば仕事ができるケースがどんどん増えています。
そう考えると、「必ずしもWindowsでないとダメ」な場面は、以前よりだいぶ減ってきているのも事実です。日常業務の大半がメール・ブラウザ・オンライン会議くらいであれば、Zorin OSのようなLinux系OSでも十分対応できてしまいます。

「Windowsユーザーだからこそ」使いやすい
Zorin OSは、デスクトップ画面やスタートメニューの配置などがWindowsに近く作られているため、Windows 10 を扱えていた方なら、ほとんど違和感なく操作できます。
また、「Linuxはソフトが少ない」という印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、
•ブラウザで使うサービスが増えている
•「Wine」というソフトを使うことで、一部のWindowsアプリを動かせる
といった事情もあり、「業務に使えるか?」という観点でも、かなり現実的な選択肢になってきています。
さらに、ウイルスやマルウェアは依然としてWindowsを狙ったものが中心です。もちろんLinuxなら絶対安全というわけではありませんが、攻撃の的になりにくい分、リスクを下げやすい面もあります。
無料で試せて、ダメならやめればいい
Zorin OSの大きな魅力は、無料で試せることです。古いPCにインストールして使い勝手を確認し、どうしても合わなければ、そのときに改めてWindows 11 搭載PCを購入する、という選び方ができます。
•まずはZorin OSを入れてみて、ブラウザ中心の仕事が問題なくこなせるか試す
•問題なければ、そのPCを「第2の現役マシン」として活用
•合わなければ、そのとき素直にWindows 11 PCに買い替え
というステップなら、「いきなり高い買い物をして失敗する」リスクを抑えられます。古いPCにZorin OSを残しておけば、サブ機・検証用PC・在宅用端末などとしても再利用できます。
まとめ:Windows 10 サポート終了は「見直しのチャンス」
今回お伝えしたかったのは、
Windows 10 のサポート終了は、PC環境を見直す良いきっかけになるそして、**選択肢は「Windows 11 だけではない」**ということです。
もちろん、業務システムの都合や専門ソフトの関係で、Windows 11 一択という場面もあります。一方で、「メール・ブラウザ・クラウドサービス中心」のお客様であれば、Zorin OSのようなLinux系OSを選ぶことで、
•古いPCを有効活用できる
•セキュリティリスクを下げられる
•ランニングコストを抑えられる
といったメリットが生まれることもあります。
「うちの使い方だと、どんな選択肢が現実的なのか?」と感じられた方は、ぜひ一度、現在のPC環境や利用中のソフトを棚卸ししてみてください。
そのうえで、「買い替え」「アップグレード」「Zorin OSで延命」など、最適な組み合わせを一緒に考えていければと思います。


