前回『迷惑メールを撃退!!』でキャリアメールのフィルタについて触れましたが、今回はドメインメールなどメールソフトを利用している方向けの撃退方法をご案内します。

今回は、メールソフトの中で使われることの多いOutlookの機能『迷惑メール』を紹介します。
まず、「受信トレイ」内にあるメールを右クリックします。
表示されたウィンドウの「迷惑メール」にカーソルを合わせると別ウィンドウが展開されます。
展開したウィンドウの「迷惑メールのオプション」をクリックします。

下図のようなウィンドウが表示されます。
まずは「オプション」タブから解説していきます。

「自動処理なし(N)」
これは「受信拒否リスト」に登録のあるアドレスやドメインからのメールのみ、迷惑メールフォルダに振り分ける設定になります。 (※私はこちらを利用しています)
自動で迷惑メールの判定を行わないので「受信拒否リスト」に登録は必須となりますが、必要なメールまで迷惑メールフォルダに振り分ける心配はなくなります。
「低(L)」
こちらは迷惑メールを自動で判別し、迷惑メールフォルダに振り分ける設定になります。
自動で迷惑メールを判別しますが、抜けてくる迷惑メールもありますので、こちらも「受信拒否リスト」を活用した方が良いでしょう。
あと、必要なメールまで迷惑メールフォルダに振り分ける可能性もありますので、定期的な迷惑メールフォルダ内の確認は必要になります。
「高(L)」
こちらも迷惑メールを自動で判別し、迷惑メールフォルダに振り分ける設定になります。
迷惑メールの判定は増えますが、逆に通常のメールまで迷惑メールフォルダに振り分ける可能性が増えます。なので「信用できる差出人のリスト」にアドレスやドメインを登録することで迷惑メール判定から外すことが必要になります。
こちらも、定期的な迷惑メールフォルダ内の確認は必要になります。
「{セーフリスト}のみ(S)」
こちらは「信用できる差出人のリスト」や「信用できる宛先のリスト」に登録のあるアドレスやドメインのメールのみ「受信トレイ」に振り分ける設定になります。
迷惑メールは殆ど届きませんが、相手先がアドレスの変更をした時なども迷惑メールフォルダに振り分けされます。
なので登録アドレス以外のメールは届かない事を相手先に通知する必要があります。
あと、リストに登録してても「なりすまし判定」されるメールも出てくる可能性はありますので、こちらも定期的な迷惑メールフォルダ内の確認はした方が良いでしょう。
次に「信用できる差出人のリスト」、「信用できる宛先のリスト」、「受信拒否リスト」の登録方法をご案内します。 ※同一作業なので「信用できる差出人のリスト」を元にご案内します。

画面右の「追加(D)」ボタンをクリックすると下図のウィンドウが表示されます。

入力欄に追加したいアドレスやドメインを入力し「OK」ボタンをクリックすると登録できます。
最後に「インターナショナル」タブになりますが、こちらは海外とのやり取りが無い方は設定することをお勧めします。

迷惑メールの送信者は、「受信拒否リスト」でメールが届かなくなると、いずれアドレスやドメインを変えて送信してきます。 なので、「.ca、.mx、.us」を含むドメインや文字コードでブロックすると迷惑メールそのものが減ります。
設定方法として、
「ブロックするトップレベル ドメイン リスト(B)」で国単位のドメイン、「ブロックするエンコード リスト(L)」でブロックしたい言語を選択して「OK」ボタンをクリックして設定します。


以上がOutlookの「迷惑メール」機能による撃退法になりますが、併用して利用したい「仕分けルール」という機能があります。
「仕分けルール」機能に関しては、また別の記事にて紹介したいと思います。
written by Z
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