全国高校野球 沖縄尚学が初優勝
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- 8月23日
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2025年夏――日本中が注目した高校野球の頂点に、ついに「沖縄尚学高校」が立ちました。長年の悲願であった「夏の甲子園 初優勝」を見事に成し遂げた瞬間は、沖縄だけでなく全国の高校野球ファンの胸を打ちました。
🌞決勝戦:終始集中を切らさず、粘り勝ち!
8月22日、甲子園球場。決勝の相手は強豪・日大三高校。序盤に1点を先制されるも、沖縄尚学はすぐに反撃。
2回、3番・阿波根選手が鮮やかな左中間へのタイムリー二塁打で同点に追いつくと、6回には4番・宜野座恵夢(ぎのざ・けいむ)選手の決勝タイムリーで勝ち越し!
さらに8回には再び宜野座選手が追加点をたたき出し、3対1で逃げ切り勝利。終盤まで気を緩めることなく、堅実な守備と冷静な判断で優勝をもぎ取りました。
⚾キーマン:2年生バッテリーが大活躍!
この大会で一躍脚光を浴びたのが、2年生バッテリーの存在です。
先発:新垣有絃(あらかき・ゆいと)投手
安定感のあるピッチングで、8回途中まで1失点の好投。
抑え:末吉良丞(すえよし・りょうすけ)投手
最終回のプレッシャーの中でも、堂々と三者凡退。勝利の瞬間にはマウンドで大きくガッツポーズ!
沖縄尚学は選抜では2度の優勝経験がありましたが、夏の甲子園はこれが初優勝。2年生たちの躍動が、その歴史を変えました。
🎶校歌が響いたあの瞬間:感動のフィナーレ
試合終了の瞬間、マウンドに駆け寄るナイン。「歓喜の輪」ができ、キャプテン・宜野座選手の目には涙が光っていました。
甲子園に響いた校歌。沖縄の青い海と空を思わせるその歌声は、球場を包み込みました。アルプススタンドには沖縄県知事・玉城デニー氏の姿もあり、試合後には「戦後80年という節目の年に、素晴らしい歴史を作ってくれた」とのコメントも。
🌺地元・沖縄の歓喜
沖縄本島では、街頭ビジョンやパブリックビューイングに多くの人が詰めかけ、勝利の瞬間には大きな拍手と歓声が上がったそうです。
SNSでは「尚学おめでとう!」「沖縄にまた大優勝旗が!」といった声が飛び交い、地元ニュースも祝福一色に。
⚾副主将の嶺井駿輔選手
嶺井選手は昨年9月末、学校のグラウンドで突然胸の痛みに襲われ救急搬送された。
心筋炎と診断され入院。医師からは「来年の夏には間に合わないかもしれない」と言われ、涙を抑えられなかった。病名を調べ、死の恐怖にも襲われた。
症状が少し収まり、県大会の準決勝を人目に付かない場所で見ていた時のことだ。チームメートがグラウンドから捜して見つけてくれた。体調が悪化し試合途中で帰ろうとすると、「嶺井がんばれー」と声援が届いた。
準決勝の数日前は弱気な発言もしていたが、「俺には戻る場所がある。もう一回頑張れる。大丈夫」と力強く語ったという。
今大会では、背番号「11」をもらった。体調が万全ではなく、「メンバー入りしてよいのか」と葛藤した。出場機会はなかったが、できることをやろうと得意の声出しなどで貢献。攻守交代の時に「行ってこーい」「頑張ってこーい」と選手を送り出す。一番の仲良しで、良きライバルという正捕手の宜野座恵夢選手(3年)も「いつも自分たちの気持ちを高ぶらせてくれる」と感謝する。
📜まとめ:歴史を変えた“尚学ナイン”、未来へ
沖縄尚学高校の夏の甲子園初優勝は、単なる一勝ではありません。それは沖縄の高校野球の歴史を塗り替え、次世代の球児たちに大きな夢を与えるものでした。
来年以降もきっと、彼らの背中を追いかける後輩たちが甲子園の土を目指すでしょう。
改めて――
🎉沖縄尚学高校、初優勝おめでとうございます!


